昨年10月のみやこめっせ『石ふしぎ大発見展』で出合ったカイヤナイトから生まれた『Kwu空』という作品。
今、原石から磨きだされたこのルースと出合ってからのことを思い辿っています。
ひと目見た瞬間から心の中心に真っ直ぐ訴えてくるような石でした。
『この石は何になるんだろうなぁ?』と、ふと気になった時々に石と見つめ合うことから始まりました。
多分、頭(心?)の隅にはいつもこの石が棲んでいました(^^)
『間違ってはいけない』という責任感のような気持ちもありました。
それから約二ヵ月後、般若心経と出合い、お写経で訪れた奈良・薬師寺の薬師如来から『Kwu空』が生まれるきっかけのインスピレーションを頂きました。
頂いたインスピレーションからデザインイメージが湧いては消え、また湧いては『違う』を繰り返しましたが 『ヒマラヤの水晶と合わせた作品にしたい』 という強い思いだけは初めから有り変わりませんでした。
そして三月の浅草橋ミネラルショーでガネッシュヒマール産水晶と出合えて『Kwu空』が完成しました。
MASUDA展の直前に起こったネパール地震への募金箱にはたくさんの心を寄せていただいております。
『Kwu空』が生まれた意味はここにもあったのだろうか?
そしてMASUDA展二日目の昨日、『Kwu空』は旅立って行きました。
自己申告して頂いて迷子になっていることがわかったDM同様この方にもお送りしたはずのDMが届いていませんでした(T_T)
ネパール地震が起こり、心を痛め、カイヤナイトの故郷だということで『ヒマラヤの青い石』さんのブログを久しぶりに見られてMASUDA展開催のことを知ったそうです。
「あら、うちにはDM来なかったわ、って、ちょっとすねました(^。^)」と、おちゃめなことをおっしゃいながらも『Kwu空』を見るなり他を見ることもなく連れて帰ることを決められました。
実は昨年のMASUDA展のDMになった『MUGEN』の持ち主でもあります。
自前の18Kネックレスと『MUGEN』 ものすごく大切に可愛がっていただいてます。
「増田さんが生みの親で私が育ての親よ」とおっしゃってくださいました。
ゆっくりお話しをしお別れした後、最終日にしか都合がつかないカイヤナイトフレンドが『虫が知らせた』のか?
『Kwu空』見たさに駆られ仕事を早めにきりあげて閉店間近に滑りこまれましたが、時すでに遅し・・・。
きっと他にも『見たかった!』という方がいらっしゃることだと思います。
『予約済み』で最終日まで展示しておく、という考えがなくて大変申し訳ないのですが『コワレモノ扱い』でお送りする気にはなれない作品もある、ということをご理解頂きたいと思います。
『縁』ということに深い関わりを感じているネパールカイヤナイトです。
ご縁の流れに任せたい、という思いでもあります。
昨年の出合いから昨日の見送りまでを思い辿ってみると、何かに導かれて創ったとしか思えません。
カイヤナイトと出合い、流れのままに今日まできた意味は、今のこの立場を任されたということなのかも知れないなぁ、と今更ながら重く受けとめているMASUDAです。