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はじめてのお写経

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最近ふとしたきっかけ(TV番組)で京都の花園大学の佐々木閑(ささきしずか)先生の解説により般若心経を身近なお経として出合うことが出来ました。

その事と前後して奈良好きのカイヤナイトフレンドから推薦された『国銅』という歴史小説(東大寺の大仏さま造営に関わったいち人足と大仏さまが造られていく様子やその背景にある様々な出来事がつづられています)を通じて今まで近くても身近に感じていなかった奈良の町や歴史に強く感心をもつようになっていたMASUDAです。

『お写経したいなぁ』と思っていたら偶然知った薬師寺のお写経道場。
手ぶらで随時お写経出来ます。
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ちいさな駅からすぐ参道がつながっていて迷いようがない場所(^.^)
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道場の北に見える玄奘三蔵院伽藍の大唐西域壁画殿(平山郁夫氏による壁画)が公開されていない時期でもあるし桜や紅葉の時期でもないオフシーズンって感じなのか(?)境内はどこも閑散と人もまばらだったのでMASUDAにとっては好都合♫ゆっくりじっくり薬師寺を感じることが出来ました。
まずはお写経してから、ということで案内していただき道場内へ。
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お写経場へ入る前に輪袈裟というものを首からかけて、お清めするために丁子(スパイスですね)を一個口にふくみます。(嫌になったら出して置いておいてもいいという事でした)
道場へ入ったところでまた体を清めるために焚かれているお香箱をまたいで、簡単な説明を聞き好きな席に座ってお写経を始めました。
般若心経に何が書かれているかを知ることに意味はあるけれども、人それぞれの思いや願いを持って唱えたり写経することこそに意味がある、と佐々木先生が書かれていましたので『何も考えずに只ただ写経しよう』と慣れない筆で262文字を写しました。
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1582年に兵火で焼失後約400年間雨露をしのぐ仮堂だった金堂を復興させるため『般若心経の百万巻写経』による金堂復興勧進が昭和43年から始められ昭和51年に落慶を見る至った、そうです。

釈迦の仏教とはまた違う般若心経もそうですが、薬師寺如来がご本尊の薬師寺は民衆の身近に存在しているんだろうなぁ、としみじみ実感しました。
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毎朝五時につかれる鐘、大人がすっぽり隠れてしまえる位のサイズです。
毎日この鐘の音が聞けるなんていいなぁ~。
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金堂で販売されていたお念珠、ひと目みるなり『身につけたい!』と直感してしまいました。
これもはじめての感覚☆

般若心経と出合い、奈良を身近に感じるようになり、お写経し(これからも通うことになるだろうという気がしています)お念珠と出合い、この一連の流れはMASUDAにとって意味のあることだったと感じています。

先日訪れた鎌倉の長谷寺の観音様に感動した感覚と似たものを感じた薬師寺でした。
by kougei_MASUDA | 2014-12-16 13:09 | 日々のこと | Comments(0)
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